「ぺーたー画像暗号」の解読はされませんか?のページ




答え.通常の利用では不可能でしょう。

ただし数百万の暗号ソフトとは一緒にしないで下さい。このソフトはシェアウェアで¥2,800円です。



「ぺーたー画像暗号」は政府の極秘情報の保護のために作成したソフトではありません。

さておきまりの言葉を出したところでまじめにクラック方法を考えてみます。
「ぺーたー画像暗号」は画像を64ビット鍵のビット配列置換系暗号でバイナリ保存しています。元の画像データがバイナリデータなので、フォースアタックを行っても何をもって画像暗号がクラックできたか評価する手段がありません。100兆回の1000倍回を目で見て判断しますか?こんなことをしていては人生が終わってしまいますね。ということでパスワードクラックを行うことになります。しかしパスワードはべき乗剰余系暗号の64ビット鍵により強力にバイナリ暗号化されております。どこにパスワードが隠されているかを探すだけでも非常に苦労するでしょう。もちろん解析を困難にする罠もたくさんあります。ちょっと暗号強度が強すぎたかもしれません(^^;)。もちろん暗号強度を強くする方法はまだまだいくらでもあります。鍵を長くするのは簡単ですし、罠をもっとたくさん付けてもいいですし。まあ今回はこれくらいにしましょう。・・・しーくれったー2000より強く作ってしまったかもしれない(笑)。

参考:

鍵強度 : 64ビット鍵

a) べき乗剰余系暗号(超強力)

整数論の解釈により、フォースアタックを事実上不可能とする膨大な計算量のべき乗剰余系アルゴリズムを採用。
遅いと言われ続けていた暗号化/復号化処理も独自キャッシュヒットアルゴリズムを用いて高速化に成功。キー方式には非対称暗号(公開鍵暗号)の原理を利用していますが、公開鍵の手間を全く意識することなく秘密鍵のみで利用することができます。 

普通の人向け解説:
暗号をかける時間が長いということはそれだけ膨大な計算をしているということです。よって、解読にもそれに比例して膨大な時間がかかります。一時期、ナプザップ暗号という暗号が、スピードが速くて解読しにくいと世界中で話題になった暗号方式がありましたが、なんと解法が見つかってしまい簡単に解けることが判明してしまいました。ですからハッカーは新しい暗号方式を使うのを嫌います。また、鍵の長さによる暗号の強さは暗号方式によって変わります。「ぺーたー画像暗号」の鍵は両方とも64ビットですが、a方式とb方式の暗号の強さは全く異なります。

b) ビット配列置換系暗号(超高速)

従来のビット配列置換系暗号を独自アルゴリズムで高速化しました。この暗号方式の採用により、データの大きな画像もすばやく暗号化する事ができます。 a) よりも強度は劣りますが、画像はバイナリデータですのでこれでも解くことはまず不可能でしょう。

ということです。

おわり。
 

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