ある日、彼は突然我々の前に姿をあらわし、我らのもとにMOを差し出した。
「やっぱ簡単に解けるよこれ」

CPマスクが解かれた瞬間だった。みるみるうちにそろっていく画像格子。とてつもない技術力だ。

「これは画像暗号とは呼べないよ」

まあそうだろう。どこかのフォーラムでもマスク外しのスピード競争をやっていたぐらいだから。
これは、見せること（ハッキングされること）をある程度意識した画像暗号なのだから。

それは画像暗号ソフト 「ぺーたー画像暗号」 （開発暗号名：いらすとぺーたー）の誕生した瞬間でもあった。
そして 「ちいさいそふと」 の誕生した瞬間でもあった。

「ぺーたー画像暗号」 は、「しーくれったー2000」 の暗号技術と、「ちいさいそふと」の保有する画像処理技術を結集して開発した画像暗号ソフトです。

最近、画像保護は電子透かしなどで話題になっていますが、本ソフトは強力なべき乗剰余系暗号で画像の一部を著作権者の名前と共に暗号化してJPEGファイルに混在させます。保存された画像は普通のJPEGファイルなので、ブラウザなどでそのまま表示できますが、本ソフトで認証を行わないと暗号解除ができませんので画像の著作権保護が可能です。また従来からあるCPマスクの暗号強度を評価する機能が装備されており、あなたの著作権画像が保護できるか確認することが可能です。意外に簡単に解かれてしまうことに驚くことでしょう。CPマスク画像は本ソフトで評価して安全性を確かめてから公開を行えば、著作権侵害の被害を未然に防ぐことができるのではないでしょうか。

「ぺーたー画像暗号」メニュー
 

基本メニュー ○特徴は？ ○どこで買うの？ ○解読はされませんか？ ○作者に質問するときは	ソフトの使い方（詳しくはオンラインヘルプを見て下さい） ○どうやって画像に暗号をかけますか？ ○どうやって画像の暗号を解除しますか？ ○どうやってCPマスクを評価しますか？
ダウンロード ○とりあえず使ってみたい（ダウンロード） ○機能制限について ○アンインストール	実例紹介（ダウンロードして試用して下さい） ○目立つ画像暗号の例（JPEG画像 70KB） 見栄えを考えずに大きく設定しています。 パスワードは「連想キー」をご覧下さい。 ○目立たない画像暗号の例（JPEG画像 58KB） 川の中の小島を消すように設定しています。 パスワードは「連想キー」をご覧下さい。 ○解かれるCPマスクの例（JPEG画像 114KB） なんと9×9の格子が約30秒で解読できます。 こんなに簡単に外れたら著作権は保護できません。

「ぺーたー画像暗号」は、米国インテル社のプロセッサPentium/Celeronに最適化されておりますので、同社のCPUによる利用をおすすめします。特にCPマスク評価は、評価としての信頼性向上のため、同社の最新CPUであるPentium�Vの可能な限り周波数の高い製品で行って下さい。
※Pentium/Celeron/Pentium�Vは、米国インテルの登録商標です。

開発が終わると彼は何も言わずに我々のもとから姿を消した。

残されたソースコードの製品化を急ぐ我々にふとよぎる予感。もしかして次は・・・。
しかし我々に確信はない。彼が再び我々の前に現れるのを待ち続けるのみである。

おわり...（爆笑）